前かがみで痛くなる腰痛についてです。
このタイプの腰痛では、おじぎをするように腰を曲げると痛みが出たり強くなったりします。
腰を動かさずに安静にしていたり、腰を後ろに反らせたりしたほうが痛みを感じなかったり和らいだりします。
なぜ前かがみになると痛むのか?
原因1、筋肉疲労
前かがみや中腰の姿勢をとったときには、体が前に倒れないように背中側に引っ張る力が働いてバランスをとります。
この時に使われる筋肉が腰の後ろ側の筋肉です。
前かがみや中腰姿勢を続けていると後ろ側の筋肉が傷んだしまい腰痛が起こってしまいます。
原因2、椎間板の異常
前かがみや中腰の姿勢は後ろの筋肉の他、腰の骨や椎間板、靭帯などに負担をかけます。
筋肉が疲労して腰の骨を支える力が低下すれば更に負担が大きくなります。
まとめ
・長時間腰を前に曲げた姿勢や中腰の姿勢をしていたことがきっかけで起こりやすい。
・腰を後ろに反らせると痛みが和らぐ。
・体の重心が前にかかり過ぎになっていることが原因であるため、重心を戻していくことが治療のポイント。
・日常生活において前屈や中腰の姿勢や動作を極力避ける。