「最近なんだかよくわからないけど、疲れがとれない・・・」
私は、整体でカラダのケアをさせて頂く仕事をしているのですが、いらっしゃるクライアントさんの多くの方がおっしゃるのが、「疲れた」「疲れがとれない」です。
「パソコン画面を長時間見ていると目が疲れる」
「人の話を聞いていると首が疲れる」
「カバンを持っていると肩が疲れる」
「家事で立っていると腰が疲れる」
「人と一緒にいるだけで気疲れする」
「寝ても疲れがとれない」
「とにかくなんだかよくわからないけど、いつも疲れている・・・」
疲れがとれないのは年のせいではなくカラダのセンサーの使い方の問題です。
カラダの「センサー」とは目、耳、口、鼻などの感覚器官のことです。
カラダのセンサーがうまく働かなくなると、カラダは緊張して固くなります。
目の奥が痛くなったり、首のつけ根が重くなったり、みぞおちのあたりが窮屈になって呼吸が浅くなったり・・・。
そんな経験をしたことはないでしょうか?
これらは、カラダのセンサーをうまく使えず、カラダの緊張がとれなくなってしまった状態なのです。
カラダが常に緊張していると疲れが溜まりやすくなります。
では、なぜセンサーがうまく使えないと、カラダは緊張するのでしょうか?
ここで一つ実験をしてみましょう。
左右どちらでもいいので片足立ちをしてみてください。
その際に何か近くにある一点に視線を合わせてみたときのカラダの安定感や緊張状態を観察します。
次に、片足立ちのまま周りをきょろきょろ見回してください。
カラダの状態はどんなふうに変化するでしょうか?
グラグラ揺れて不安定になるのではないでしょうか?
視線を安定させていたときに比べると、カラダの緊張も強く感じられるはずです。
グラグラするからカラダを安定させるために踏ん張って無駄なエネルギーを使うことになり、それが緊張となるのです。
センサーがうまく働かないと、カラダだけでなく心までもがブレて不安になり、何もしていなくても疲れきってしまうのです。